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積算とは設計図や仕様書から建物に使われる材料の数量を把握し、工事に必要な費用を算出する仕事のことです。
建物を建てる際には、大きなお金が必要になります。大雑把な予算では資金不足や、満足のいく建物にはなりません。そこで、きちんと金額を把握するための「見積り」が必要です。
中野積算の仕事は、まず建物を構成する様々な材料の数量(ボリューム)の計算から始まります。設計図面を色々な角度から分析し、必要な材料の数量を確認。次に、算出したボリュームに部材費を入力することで、建築に必要な費用を計算します。
正確な数量や金額の算出をすることで、ゼネコン・設計事務所・施主といった、それぞれ立場の異なる依頼者からのニーズに応えます。
積算を専門に行なっている企業はそれほど多くありません。なかでも当社には東京本社を合わせて全国に6つの拠点がありますが、超大型再開発等の大規模業務の場合は、拠点を超えて同じ業務に各事業所職員が取り掛かるなど、たくさんの技術者を投入したスピーディな対応が可能な体制をとっており、各取引先から正確な内容と短工期での対応が喜ばれています。
また、積算業務のすべてを自社で行うため迅速な対応が可能です。高レベルな積算技術と合わせて、お客様との強い信頼関係につながっています。2012年には海外子会社を設立。日本国内に留まらず、グローバルな積算業務を展開しています。
積算は建築工事費の決定に関わる非常に重要な仕事です。積算でのミスがあるとその後の費用に影響し、お客様に損失を与えてしまうこともあります。そのため、仕事をするうえで見直しは必須です。当社では作業担当者以外が見直しをすることも多く、適切な積算が行われているかを様々な視線・角度からチェックしています。細かい作業一つひとつを慎重に進められる人に向いている仕事といえるでしょう。
また、積算の仕事で正解となる数字はひとつですが、そこに辿り着くまでのプロセスはひとつとは限りません。常に広い視野を持ち最善を模索する、という意識も重要になります。
中野積算の歴史は、社員それぞれの挑戦と成長によって紡がれてきました。その土台にあるのは、技術力を高める教育体制と、周囲と支え合いながら働ける環境です。積算は学校で学ぶことの少ない技術ですが、定期的な講習会や実務の積み重ねにより着実にスキルアップしていくことが可能です。風通しの良い職場なので、疑問点や不安に思う点は先輩社員と力を合わせて解決していくことができます。
積算は責任の大きな仕事ですが、その分やりがいがあります。今後も中野積算は確かな技術力を携え、建築を通したよりよい環境づくりを目指していきます。